谷崎潤一郎と合コンについて

谷崎潤一郎が好きです。

wikipediaでは、谷崎文学の主題として、女性美への崇拝・マゾヒズム・悪魔的心理等が挙げられてます。そういう前提知識を持って読んでるとその通りに思うわけではありますが、

私が思うに谷崎潤一郎の魅力は

『内省性』

だと思うんですよね。

自分であれこれ考えちゃう、他人の何の気なしの言動を無駄に勘ぐっちゃう、裏を読もうもする、等々。

そしてその自身の心が言動に発露する際も、それを受けた相手の反応を過剰に意識し、時に過激に、時に賢く、時に愚かとしか言えない形態を見せる。

谷崎潤一郎の小説の主人公は、おそらく合コンでコミュ障だと思います。

↑これが言いたい

合コンて共同作業ですよね。
そこからどう繋げるかは別として、とりあえずその場を楽しく過ごしたいのは皆同じなわけです。
相手に興味を持ち、質問し、共感し、盛り上げる。
たまたまその時の相手が好みじゃなくても、別な人を紹介してもらえる可能性を考慮し、おもてなしの心で接する。

そういった術が合コンの達人には求められると思うわけですが、谷崎作品の主人公にはまず無理だと思いますね。

・好きなタイプがいれば超楽しむ
・好きなタイプがいないと無口
・ほんとに聞きたいこと以外の質問などしない
・共感してないのにオーバーに共感なんてできない
・せっかく縁があったんだから、とりあえず楽しもうとかいう割り切りができない
・楽しんでもらおうというおもてなしの精神は無い

(あっ自分のこと言ってる)


ともかく自分しか見えてないんですよね。
谷崎の主人公も、他者と共感するだとか、他人の愛情に触れて寂しさを埋めるとかではなく、とにかく自分の心理に寄り添い、良く言えばとことん正直に生きてる。

ただ勿論社会生活・他人との関わりにおいて、正直さも大切だけど、正直であればいいってもんでもないのであって。

そこの葛藤に苦しむのですね。

そんな谷崎潤一郎の主人公がわたしは大好きです。

水谷隼選手と卓球の話

たった今終わりましたね、世界選手権男子シングルス準々決勝、水谷隼vs張継科。

隠れ卓球マニアとしては感想を書かずにはいられない!

地区大会予選レベルの私ですが勝手に上から目線でレビューを行います。失礼を承知で。

結果は4:1で張の勝利。やはり強かったですね。

1,2ゲーム目の水谷は固かった。張が攻め込んだというより、水谷”らしくない”ミスが重なりあっさり失う。バックハンドのネットミス、あるいはネットに触れオーバーするパターンが非常に多かったように思います。

水谷としては張が回転量・スピード全開で打ってきたところをカウンターする狙いだったのかなあぁ。そうだと仮定すると、それを読んであえてナックル気味に打っていた張がやはり上手でした。

3ゲーム目は戦略を変えたのがはっきりわかりましたね。レシーブをストップではなく長めに押しこんで、先に攻める方向性に変えてきてた。中盤竸った場面でどうなるかと思ったけど、後半、フォア前へのサービス効いてましたね。張が2本連続でレシーブミスするとは。やはりここぞというときのために隠し持っているのだなぁ。

何より、張が得点するにしても、1、2ゲームのように簡単には取れなくて、長いラリーの末にやっとでロビングを打ちぬくような場面が何度か見られました。

4ゲーム目序盤、3ゲーム目の戦略にもう張は対応済。タイムアウト後に連続失点したのが痛かった。1,2ゲーム目よりは足も動いてきてましたが、結局ここのタイムアウトを活かせなかったことで一気に試合の流れが張に戻ってしまった印象があります。

5ゲーム目はスコアは競りませんでしたが、水谷の守備力はやはりすごかったなぁ。前陣で張の台上ドライブを止めたと思えば、ロビングで粘って2点を獲得。

キモだと思ったのはロビングで粘って1点取った次。同じように下がって点を失い、そこから一転次のレシーブにてフォア前を払おうとしてミス。

張がタイムアウトを取ったのも意外でしたね。自らのミスで点を失ったとはいえ、ゲームは3:1でリードし、スコアも3ポイントリードの場面でした。接戦になるとどうなるかわからない、絶対にこのゲームで決めてしまいたいという意図が見えました。

タイムアウト後、一時良いプレーが見られました。しかし次第にストップしてもフリックしても先手を取られ、3ゲーム目に効いたフォア前のサービスも慣れられ、そのままゲームセット。

水谷は相手の予想を裏切る引き出しを非常に沢山持っている選手だと思いますが、それでも今回の試合では3ゲーム目を取った次の戦略が見いだせなかったような印象を持ちました。総じて水谷が多様な引き出しで予想の裏をつき得点するものの、張が数ラリーの間に対応してしまう、そんなゲームでした。

うーん残念。次に期待!さよなら!

存在と時間

といっても別にハイデガーに興味はねぇよ!!!

6時50分に起きました。
もはやあと何日なのかはわからない。

期末を何とか乗り越え、ちょっと落ち着いてきたところで久しぶりにでかいミスをしてしまました。

知識不足だとか注意散漫だとかいろいろ言えるわけですが、根源には時間の使い方が下手なところに問題がある気がしてます。

というかここ1年以上ずっと、時間の使い方という問題から逃れられていない。解決策がいまいち思い浮かばない問題でもあります。

目の前の仕事を愚直にこなす段階はもう卒業せねばならないのだな。

で、よく言われる優先順位をつけろというやつ。みんな優先順位なんて高いし逼迫してるわけですよ。とすると組織人である以上他人に振ることも必要となってくる。

どうしたら振れるか。全部自分でやろうとするのはプライドからくるもので、組織人として全体像が見えていないのではないか。

今の組織の中で、自分にしかできないことは何なのか。自分に求められてるのは何なのか。

もうちょっと自分と周りを敷衍して見れないとダメですね。

合コンは楽しい。


寝る

あと69日

6時45分に起きました。

やはりさすが月末、とても忙しい。

見た目は落ち着いてると言われることが多いですが、焦り過ぎ落ち着きなさすぎでやばい。

とにかく時間が切迫しているのが多いし、よく電話や来客で中断させられるし、なかなか思った通りに進まない→さらに切迫することになって焦り→・・・の悪循環ですね。

解決策として、優先順位をつけろって言われても優先度高いのばかりに感じるし、断捨離というか、他人に頼めるものはしっかり頼むことを覚える必要はあるのかもしれぬ。

あとは単純に手の速度を上げる。

何にせよ明日で一段落。

寝る。

あと70日

2日空いた。

11時に起きました。

入社して初めて、『営業をやりたくて仕方が無い、営業で一番になりたい』と思っている人に出会いました。

自分と価値観の異なる人と出会うというのはある意味不快でもあるのですが、久しぶりに自分の今後の身の振りについて考えました。

①好きと適性について
好き→適性がある、は真とも偽ともなりますが、適性がある→好き、はほぼ真であるというのがわたしの持論です。よって嫌い→適性がない、も真であって、嫌いなもんはどうしたって得意にはなれないと思っています。

②長所を伸ばすか短所を克服するか
何か1つズバ抜けてるのと、オールマイティに何でも合格点を出せるのとどっちが良いか。
最近は長所が突き抜けてる方が賞賛される風潮にあると思います。しかし、オールマイティな人って沢山いそうで意外といない。
誰にも負けない部分がある訳ではないけど、全てを一定の水準以上に出来る。これって結構強みになるのではと思います。

①と②は対立します。①に則れば適性のある部分だけ伸ばせば良いとなって②に反し、②に則れば好きでもないことをやらねばならないことになるから①に反する。

会社員をやって3年、組織内の実務としては②を求められることの方が多いです。
ただ何でもそれなりにできることって、実に組織外へのアピールの難しいところでもあるんだよね。

具体的にアレで一番になりました、って事の方が他人に伝わりやすいし、わかりやすいわけです。

とすると大切になってくるのは、実務ではオールマイティを目指しつつ、どこか負けない部分を作ること。

適性のある部分を見極めて、ダントツで一番を目指す必要があるわけです。

社会人3年目を終え、そろそろそのダントツを目指す部分を見極めねばならんなと思いました。

寝る。

あと74日

6時半起床

昨日とはうってかわり落ち着いた一日でしたね
また周囲で人事異動があり、どんどん環境が変わっていくなぁと感慨に耽っています

そういえば就活のとき15人くらいのベンチャーに感じた違和感というのは、人事異動がないことによる閉塞性だったなぁと思い出しました

ベンチャー=開放的・独創的、大企業=閉鎖的・硬直的みたいなイメージってありますよね。おおよそそれは正しいと思います。

しかし、転職組が少なく、社内の常識が社会の非常識であることも多い大企業であっても、個々人はそれぞれ違う価値観・経験を持っているわけで、人事異動によって(仮に井の中の蛙であっても)異なる環境に身を置くことになります。

ベンチャーはある一面では多様性があるし革新的だけど、また別の一面から見ると、その小さな組織の中の同調圧力って強いと思うんですよね。

たかが人事異動、されど人事異動。
与えられた小さな環境の変化を敏感に捉えて、自分自身の中の引き出しを増やしていきたいです。

寝る